2010年08月07日
書評:未来改造のススメ 脱「お金」時代の幸福論 岡田斗司夫、小飼弾 著
なんという取り合わせ。双方、オツムがいいのは言うまでもなし。個性が強いのも分かっています。変わり者なのも並び無し。
というわけで、かみ合うのかと思いきや、なんだか、とってもかみ合っちゃって、余計変。まあ、「いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)」は笑えたが、こちらも、気楽に彼らの理想を加えた未来予想論が展開される。
おそらく、実際の対談は、とても通常の人物では展開についていけまい。しかし、ベーシックインカムやコンテンツの無料化など、社会実験的な提案を大胆にしていく内容は、ある意味、圧倒される部分もある。
それにしても、岡田氏のホームページ(ブログ)を見てワロタ。最初の表紙に、「すべての理屈っぽい人に」とある。
私もそうかも。しかし、オタクの元祖である氏は、楽しそうである。理屈じゃねえ、やるのみ、根性だ、なんてスポ根もので育ち、理屈を言うな、男は黙ってサッポロビール、なんてしつけられた我々世代でさえ、最近は、ロジックを大切にする必要性が分かっている。
ともあれ、増殖し続ける本をどうにかするために、ブックオフを1店舗買う話は凄い発想だと思った。本が循環するシステムが出来上がっているし、安く本は手に入るし、置いておける。
「住んでいるマンションの一階にブックオフを開いて、自分専用の本棚を一つ用意しておくんだ。客が本を売りに来たら、すぐに店頭へは出さずに、一晩寝かしてチェックする。自分が欲しい本だけ、専用の本棚に抜いておくと。」
ビジネスモデルが確立されているなら、それで個人の大きな図書室を造るよりマシという話は思わず、自分まで乗り出しそうに。。。
おもしろがる人にはとても楽しいが、理屈や理想論的な話が苦手な人には、苦痛な本とみた。あなた、理屈っぽいですか?右脳人間?読むのはおやめなさい。ウソです。ボクはおススメ。








